マザーアースの子供達

皆さん おはようございます

昨日あたりから朝晩の気温がグッと下がり始めているサンフランシスコベイエリア

パイナップルセージ

我が家の秋の花はパイナップルセージ

大氣中に流れているエネルギーも

だんだん しっとりと秋らしくなってきています。

秋と言えば美味しいものがたくさん収穫される美味しい季節

マザーアースに 心から そしてお腹の底から(笑)感謝です

ラズベリー

今年も大収穫だった我が家のラズベリー

さて このマザーアースですが

今日は 皆さんにひとつエピソードをシェアしますね

 

私がまだ小学生の頃

庭付きの二階建て一軒家を建てた我が両親

家の前には広い敷地があり

季節の野菜を母が育てていたことを覚えているのですが

 

ある日突然 彼女の弟(叔父)が巨大なトラックに乗ってやってきて

私も氣にいっていたこのベジタブルガーデンを

純和風 枯山水庭園に大変身させてしまったのです

 

私の母の実家は滋賀県大津市坂本にあり

家業が繁盛していたこともあり

とても大きな立派な造りの家で

素晴らしい枯山水庭園がありました。

 

でも 私の母は

自分の手で土を触ることができない土地の使い方が嫌

いつも あれこれとせわしない家業の家は嫌

 

と サラリーマンの父とお見合いし

坂本から遠く離れた三重県鈴鹿市に脱出したのですが

そんな姉の氣持ちはつゆ知らず

立派な庭(枯山水庭園)を持つことが出来ない姉を不憫に思い

灯籠や巨大な石 立派な松の木を数本

見たこともないでっかいトラックで運んできた叔父

 

このトラックが実家の前の道を走ってきたときは

ドドド〜と地鳴りがもの凄かったことを今でも覚えています。

 

慌てた母は 即 実家の母(私の祖母)に電話をして

それはもう凄い剣幕で叫んでいたのですが

(この間に 叔父はせっせと野菜を抜き取り松や五重塔の設置に大忙し…)

10分ほど叫んだら 氣持ちも少し収まったのか

祖母と冷静に話していたようでしたが 最終的には

トウモロコシ畑とスイカ畑が枯山水庭園に大変身することになり

その夜 会社から戻った父はびっくり仰天でした(苦笑)

 

今でこそ

庭先に枯山水の庭園があるなんて素敵だなあ

と思う私も子供心に

自分の家がお寺になったみたいで

なんかしっくりこない… なんか調子が狂うなあ〜

という感じだったなあ〜

 

自宅の庭が枯山水の庭園になり

土いじりが出来なくなってしまった母は

どんどん 機嫌が悪くなっていきました

 

理由は特にない またはどうでも良いことに対して

直ぐイライラするようになりやや情緒不安定というか

何かにつけ心配するようになった母を目の当たりにして

何故 彼女がこんな風になってしまったのか分からなかったのですが

私がガーデニングをするようになって分かったことのひとつが

 

ガーデニングという行為を通して

日々のストレスを解消していけるだけでなく

大地からのエネルギーを全身で受け取ることで

しっかりと 地に足をつけて生きていけるようになる

ということでした

オードリーヘップバーン

オードリーもガーデニングに勤しんでいましたね

いろいろな国に住んできましたが

どの国でも ガーデニングを楽しんでいる人は皆一様に

いつも 朗らかで たとえ問題を抱えていても

大丈夫 なんとかなるさというオーラが身体中から溢れていて

ただ そんな彼等の側にいるだけで 元氣のエネルギーを受け取らせて貰えるのです

 

ガーデニングとひとくちに言っても色々なスタイルがあり

私が好きだなあと感じるスタイルは

効率性とか 合理性とか緻密に練られた美しさは追究せず

根氣良く土を育てながら作り上げていくナチュラルガーデンで

化学肥料等は一切使わず

氣が遠くなる程に長い土弄りの時間と

マザーアースのスピードを尊重するスタイル

 

上手くいかない時も多々あるけれど

ひとつひとつのプロセスから沢山のことを学びとり

地球 そして大地との対話時間と

共に成長していく時間の分かち合いがメインです

 

大学で心理学を専攻していた時

自分の母親との関係が上手くいかないケースの多くは

あまりにも多くの物事を自分の母親に求め過ぎているからだ

という論文を読んだことがあります。

 

いついかなる時も 大きな愛で包み込んでくれる

そして 受け入れてくれるという安心感は

マザーアースから受け取っていけば良いではないか

 

たまたま今生は母として生まれてきたけれど

魂的には 子供の方がずっと成長度が高いというケースは多々あるわけで

 

人間として生まれて来る時

みな それぞれのテーマを決めてくるけれど

そのテーマの中に 誰からも愛される母親になるというものは存在しない可能性もあり

そもそも 子供が勝手に作り上げた完璧な母親像というものを

自分の母親に強く求める事自体に無理があるのだとか

 

今年の夏 12年ぶりに訪れた枯山水庭園の実家の庭が

母が少しずつ自分の植えたい花を植え大切に育ててきた結果

和洋折衷がなんとも良い感じの 私の母オリジナルガーデンに変容していて

なんとも心地良いエネルギーに包まれていました。

身体のあちこちに不調は出てきているものの

生き生きとしたオーラを身に纏っている母を見て

あ〜 彼女も マザーアースに大切に育まれてきた子供なんだなあと思ったのでした。

実家の庭

枯山水とナチュラルガーデンが上手い具合に融合された母オリジナルの空間でした

年齢的には 私は私の息子達の母親だけど

何歳になっても私はマザーアースの子供だもの

これからも しっかりとこのマザーに繋がっていく事で

その時々に必要なエネルギーサポートを受け取っていこうと思います。

 

Fairy Blessings,

Mika