シリコンバレーで仕事探し

皆さん おはようございます

今日は私の旦那さんの経験談

シリコンバレーで仕事探し

です。

 

シリコンバレーには 世界的に有名なIT企業が多く集まっていて

皆さんがご存知の アップル Facebook ebay PayPal オラクル ヤフー Google

と既に世界中に支社を持つ会社も多いですが

こういった有名企業で働いたのち 自分で起業するエンジニアも多く存在し

これらの会社は常に優秀な人材を探しています。

 

シリコンバレーで働くエンジニア達は

だいたい3〜5年ごとに違う会社に移り

キャリアアップをはかります。

 

この他にも 6ヶ月〜1年の契約で働く人も多いので

みんなが常に仕事探しをしている

というかんじで終身雇用とは無縁の世界です。

 

さて 我が家の旦那さんは今年の1月から仕事を探し始め

無事 今月 二つの会社からオファーをいただき

来月から働くことになったのですが

この6ヶ月は 精神的にも肉体的にもかなりきつかった…

 

会社の数が多いので 求人広告の数も膨大な数

例えば アップルは毎日100位のポジションがリストに上るので

結構簡単に仕事を見つけられそう

と思うのですが 現実はそんな甘く無いのです。

 

シリコンバレーで仕事探し

この6か月で履歴書を送った数は軽く300件を超えるそうです。

ちなみに 私の旦那さんがこの6ヶ月で

会社に提出した履歴書の数は

軽く300件を超えるそうです。

なぜ こんなことになるのか?

それには 幾つかの理由があります。

 

リクルーターが職種内容をしっかりと把握していない

大きな会社ではリクルートを専門とする会社を雇い

初期の面接は そのリクルーターが窓口になるのですが

職種をあまり理解出来ていないリクルーターがあまりにも多くて

訳の分からないうちに 自分の専門外の職種の面接を設定され

散々な思いをした なんてことが数回ありました。

あと 膨大な量の履歴書が送られてくるので

履歴書は読むのでは無く

パッと見た印象で決めるそうです。

その時間 僅か2秒! 驚きですよね。

 

面接プロセスが異常に長い

大きな会社の場合 メールで履歴書を送ってから連絡が入るまでに2週間程かかり

そのあと最初の電話面接のアポイントを取るまでに1週間

そして 会社での面接のアポまでに2週間位かかり

もう一度電話面接 なんてこともザラ

ここまで頑張ってもオファーを貰えないことも多く

精神的にへとへとになっちゃいます。

初めのプロセスからオファーを貰えるまでに6ヶ月かかった

なんていう人を数人知っています。

 

応募資格のレベルが物凄く高い

エンジニアとして仕事を探す場合

最新のテクノロジーを知っていることが求められるので

たとえ幾つかのプログラミング知識を持っていても

今のアプリにあったスキルが無いとはじかれます。

面接の一部として 小論文を書かされたり

仮定の不具合に対してのアプリケーションを作らされたり

とにかく 実践力を求められます。

ちなみに 今は3Dやモバイルテクノロジースキルが求められ

数年前には存在していなかったこれらのテクノロジーを

熟知しているだけでなく 実際に使いこなせる能力が求められます。

 

最終的な年収額が下がるので オファーを受けても却下する人が多い

なが〜く辛い面接プロセスもようやく終盤戦に入り

あともう少し!と思っていても リクルーターを通した場合

リクルーターが給料の何割かを取るシステムなので

年収がグッと減ってしまうことがあります。

ここで もうこれでいいや

とオファーを受ける人もいますが

前職よりも年収が低い場合は大抵 オファーを拒否して

また一からやり直し…

 

とまあ こんな感じです。

まだ他にも びっくりするようなことが沢山あり

とにかく シリコンバレーでの職探しは 大変です。

 

Love always,

Mika