ハワイの聖山 マウナケア

皆さん おはようございます

日本はそろそろ梅雨が明ける頃でしょうか?

私の住んでいるサンフランシスコサウスベイエリアは

今日も夏らしいお天氣です。

マドローネの森

先週末に訪れたマドローネの森

ここのところメディアで様々なニュースが流れているようなので

皆さんそれぞれ複雑な想いの中

生活されていらっしゃることかと思います。

 

どのニュースも明るいものでは無いけれど

国としてそのひとつひとつの問題に対しての解決案を見つけ出していく

第一歩になって行くことを心から願います。

 

今日は個人的に氣になっているハワイからのニュースを

シェアさせて貰いますね。

 

ハワイ語で「白い山」を意味するマウナケア

冬になると山頂が雪に覆われることから名づけられたこの聖山は

ハワイ諸島で最も高い火山です。

マウナケア

マウナケア
(画像はお借りしています)

一般的には天体観測に適した場所として知られていますが

ハワイ先住民にとっては

先祖や天国とのつながりに不可欠で祖先達が崇拝してきた大切な地

マウナケア

画像はお借りしています

そこには

山頂付近の天候が安定し、空気が澄んでいるという理由から

ハワイ先住民達の意に即わないことであるにも関わらず

現在 世界11ヶ国の研究機関 合計13基の天文台が設置されています。

(日本の国立天文台が設置したすばる望遠鏡もここにあります)

すばる望遠鏡

すばる望遠鏡
(画像はお借りしています)

そんな地で新しく建設計画されている

地上18階、地下2階建てに相当する

直径30メートル、建設費14億ドル(約1500億円)の巨大天文台TMT

世界で最も進んだ望遠鏡の1つになり

建設プロジェクトに関わる人々は

科学と文化の融合を目指し、地元の教育や経済に貢献するであろうと主張している一方で

もうこれ以上 この地を荒らされることは耐えられないと

今 カフナ達のもと 多くの人々が立ち上がっています。

マウナケア

ハワイ先住民の祖先であるとされている

4205mの聖山マウナケアに今回建設されるTMT建設費用の出資国は

アメリカ、カナダ、中国、インド、日本で

全建設費用約1.4億ドル(日本円で約1600億円)のうち1/4の約400億円は

日本が税金で賄う予定なのだとか。

こんな大金を 自国の年金制度や金銭的援助が必要な人々の為に使うのでは無く

ハワイ島の環境や文化を荒らす為に使うなんておかしくない?

というか

この計画 日本の国民にきちんと知らされているの?

マウナケア

画像はお借りしています

マウナケアの元の名はMauna a Wakea

天の神 Wakeaの名を頂いたハワイ島の聖山であったにも関わらず

絶対的唯一神を崇拝するキリスト教伝播以降

山に神様の名前を付けることは許されないという理由で

Mauna Kea(マウナケア)に変えられてしまったという悲しい歴史を持っているこの山は

マウナケア

画像はお借りしています

今もなお ハワイアンにとっては お墓であり神に祈る場

そして

赤ちゃんのヘソの緒をマウナケアにある湖waiau にもっていくことで

天や大地と繋がり新しい命を天に繋ぐ大切な場所です。

女神ポリアフ

この聖山に住む 雪 氷の女神ポリアフ

火山の女神ペレと常にライバル関係にあるポリアフのエネルギーは水(雪と氷)の力で

ペレとの戦いにいつも勝つ女神

そんな彼女からのメッセージは

“不動の強さを持てば何事も切り抜けられる”

マドローネの森の滝

マドローネの森の滝

折しも ライオンズゲートが開き始めようとしている今

この聖山に集まっている人々のエネルギーが

今後の社会のあり方を変えていく起動力となりますように。

 

Elven Blessings,

Mika