靴箱のこんな変わった使い方
皆さん こんにちは
だんだん日が登る時間が遅くなってきている
サンフランシスコベイエリア
秋はもう直ぐそこまで来ているようです。
さて 今日のブログ記事は
アメリカの学校教育現場における
靴箱の一風変わった使い方です。
我が家の次男坊は 現在 幼稚園年長組
学校では毎日 アルファベットを書いたり
簡単な本を読み始めているようなのですが
この時期 子供達が学校でよく作るのが手作り本
あらかじめ 文章と簡単なイラストが描かれた紙を
子供達にハサミで切らせ
イラストに色を塗ったり ホッチキスで紙をとめて
先生と一緒に書かれている文字を読みながら
自分たちの手で本を作るというアクティビティー
図書館で借りてきた本や
お店で買って来た本と違い
生徒一人一人が五感を使いながら完成させるこの本は
読む練習をする為に何度も使われる
子供達の心のこもった教材となります。
この毎週のアクティビティーとして作っていく本の保管場所が
なんとパパかママの靴の入っていた靴箱!
工作のプロジェクトとして
この箱を自分の好みでデコレーションして
大切な本を保管するbook boxにするのです。
この1年間 自分の作った本を大切に保管する箱が
靴が入っていた靴箱だなんて
なんか嫌だよなあ〜というか 途中で壊れるんじゃない?
と思った私はお店に出かけて
次男坊の大好きなキャラクターが描かれたギフトボックスを購入
この箱の方が靴箱よりも作りがしっかりしているだけでなく
次男坊の大好きなキャラクターの箱だから
きっと 彼は大切に使うと思うし
この箱に保管している本を取り出すたびに嬉しくなって
読み書きの時間が楽しくなるんじゃないかしら?
ギフトボックスということで
外見はデコレーションの必要が無いけれど
箱の中が ちょっぴりさみしい感じ。
自分のお気に入りのbook boxを作るよう
先生に言われていた彼は
楽しそうに お気に入りのステッカーをあちこちに貼り付けながら
どんな本をこの箱に入れるのかなあ〜
と早くもワクワク気分
既製品の本や箱をそのまま買い与えるのではなく
子供達の手先や想像力を使わせるカリキュラムには
時には驚かされることもあるけれど
こういう教育環境の方が
子供達がのびのびと楽しく生活出来るんだろうなあ。
小学生の頃
親に買い与えられた勉強机は使わず
大きなみかんの段ボール箱を机に見たてて
その上で勉強した時の楽しさをふと思い出した私。
あれもこれもと直ぐに物を買い与えるのではなく
既に手元にある物と想像力を使って生活することの楽しさ
を思い出させてくれた次男坊のbook boxです。
Love always,
Mika
アメリカの教育のそういう のびやかなところが私も好きです。
きっと こういう環境で育っているからこそ 出てくるアイデアもびっくりするようなものが多いのでしょうね。枠にとらわれない生き方っていいなって思う今日この頃です。
Mika