約400年伝来の日本の技

約400年伝来の日本の技

江戸時代初期の1655年頃に 石川県加賀藩の支配下にある九谷村(現在の石川県能美市九谷)で 大聖寺藩主前田利治の命を受けた陶工・後藤才次郎が 中国の景徳鎮(けいとくちん)の影響を受けながら 独自の陶磁器生産を始め江戸期に興隆した 色絵陶磁器九谷焼 肥前有田の流れを汲みつつも より色鮮やかで絢爛な作風で世界に知られていて 九谷五彩と称される特徴的な色彩と 400年来脈々と受け継がれてきた技法を駆使する事で まるで絵画のように華やかで立体感のあるデザインを生み出す九谷焼は 芸術的な完成度が非常に高く 美術工芸品としての評価も とても高い陶磁器と知られています。 青、緑、黄、赤、紫の五つの色を用いて…